空気人形

【おすすめ映画レビュー★邦画】
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【あらすじ】
レトロなアパートで秀雄(板尾創路)と暮らす空気人形(ペ・ドゥナ)に、ある日思いがけずに心が宿ってしまう。

人形は持ち主が仕事に出かけるといそいそと身支度を整え、一人で街歩きを楽しむようになる。

やがて彼女はレンタルビデオ店で働く純一(ARATA)にひそかな恋心を抱き、自分も彼と同じ店でアルバイトをすることに決めるが……。




【解説】
『歩いても 歩いても』などの是枝裕和監督が、業田良家原作の短編コミック「ゴーダ哲学堂 空気人形」を映画化した切ないラブストーリー。
心を持ってしまった空気人形と人間の交流を温かく見守る。

『グエムル -漢江の怪物-』のペ・ドゥナが空気人形役を熱演。
共演者も『蛇にピアス』のARATAや『ニセ札』の板尾創路ら個性派が顔をそろえる。

国際的撮影監督、リー・ピンビンのカメラによる情緒豊かな東京の風景と、人形の純粋さに夢中になる。
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【おすすめ度】★★★
人間ではない、タイトルのとおり空気で膨らむ人形を主人公に、彼女の心の動きすくいとっていく物語。

ある程度予測はできていましたが、せつないラストが印象に残りました。

ラブドール

男の性欲のはけ口となる空気人形、いわゆるラブドールが主人公。

とてつもなくタブーな題材ですが、だからこそ際立つ彼女の純粋さが、もの悲しい雰囲気を漂わせています。

好きな人間に息を吹き込まれ、「空気入れ」を捨てて人間のように寿命を得たと信じる彼女。
ピノキオのように彼女は人間に憧れたのか。

ディズニーの童話とは違う、あまりに俗物的な世界でふわふわと流される彼女の心と身体が、切なく心を打ちました。

ペ・ドゥナ

難しい役を演じきったペ・ドゥナ。

贅肉のないそのスタイルもさることながら、全編通して見せる人形としての表情が見事でした。

全てが新鮮な世界で見せるキョトンとした表情、化粧やオシャレを覚えて喜び、好きな人間に必要とされ恍惚な表情も見せる。

ぎこちなくも心の入ったその表情…そしてヌードも厭わないペ・ドゥナの今後の活躍を期待しています!

哲学的なセリフに悲劇的なストーリー。

個人的にはあまり好きなお話ではありませんが・・ペ・ドゥナの熱演で★3つ。
好みが分かれそうな作品ですが…忘れられない作品にはなりそうです。












posted by K at 00:53 | おすすめ映画 【更新順】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする