キングダム・オブ・ヘブン(ディレクターズ・カット)

【おすすめ映画レビュー★洋画】
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【解説】
この作品は最初劇場で鑑賞し、DVDで自宅でも何回か観ていました。
リドリー・スコットの壮大な史実映画として、また、迫力ある戦闘シーンなど見どころの多い映画として、それなりに好きな作品でした。
しかし、今回ディレクターズ・カット版を鑑賞して驚きました。
こんな大事なシーンがカットされていたなんて・・・。
ディレクターズカット版は全く印象が異なる、本当の『キングダム・オブ・ヘブン』に仕上がっていました。
その内容とは・・・。


【おすすめ度】★★★★
映画『キングダム・オブ・ヘブン』はディレクターズ・カット版をもってようやく完成と言える・・『グラディエーター』を超える、リドリー・スコットの最高傑作と言えるのではないでしょうか。

追加された50分のシーン

正直50分シーンが追加されていても、作品の印象事態はさほど変わるものではないだろうと、たかをくくっていました。
しかし実際鑑賞してみると・・・「なぜこのシーンをカットしてるんだ!」と怒りだしたくなるような大事なシーンばかり!
登場人物のキャラクター性が増し、物語により深みを与えた完成度の高い作品に仕上がっていました。
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細かく追加されたシーンもあるけど、大きく加えられたシーンは3つ。

1つは物語の冒頭、バリアンの故郷のシーンです。
自殺したバリアンの妻との回想シーンや、ゴッドフリーと土地の領主との因果関係が語られるシーン。

劇場版ではいきなり鉄を打つシーンで登場するバリアンでしたが、この回想シーンを経てからの登場になり、より悲壮感ただようキャラクターとして深みが増しています。
そしてゴッドフリーもかつての故郷で、愛しい人(バリアンの母)との回想に思いを馳せ、親子の繋がりを感じさせます。

2つ目は全く新しく加わったエピソード、ボードワン5世の話。
あまり書くとネタばれになってしまうので詳しくは書きませんが・・偉大な王ボードワン4世が亡きあと、即位した幼き王の話です。
彼はその母親、シビラによって安らぎを与えられる・・・。

そして3つ目は、ギーとの決着シーン。
サラディーンと協定を結んだあと、そのシーンは加えられており、うやむやになっていた二人に決着がつき、物語がすっきりとした印象に変わりました。
決着後、バリアンがギーに言うセリフが、しびれるくらいカッコ良かったです。

こうして新たなシーンの追加によって、完成した『キングダム・オブ・ヘブン』
リドリー・スコットが本当に作りたかった3時間を超す超大作は、観た者にしか分からない興奮と、満足感を与えてくれることでしょう。






posted by K at 12:13 | おすすめ映画 【更新順】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする